Google Apps
はじめに
Google Apps(グーグル アップス) はGoogleアプリケーションの総称です。ウェブブラウザから始まり,メール,地図,写真,テレビ会議,タスク管理などなど,フリーで利用できる多くのアプリケーションが揃っています。研究室でも,ホームページの制作にSitesやファイル共有にDriveを使用しています。他にも,Gmailはメーラーとしても優秀で,Document アプリケーション は動作が軽く機能も十分です。また,アップデートの必要がなく,WEBブラウザのChrome上で動作するため,複数のアプリケーションを立ち上げても邪魔にならず,しかもMac・Windows・Linux・iOS・iPadOS・Android・ChromeOSなどクロスプラットフォームで使用できます。
そんな魅力的で強力なアプリケーションを持つGoogle Appsですが,改変が激しいために,どこで調べたら良いのかもわからないくらい,まとまったマニュアルや教科書が乏しく,パソコン入門者には意外と敷居が高いです。
そこでこのページでは,パソコン入門者向けに,できるだけ公式の使用マニュアルを整理しています。また,ホームページに関わるものと,「sites」 と連携できるオフィスアプリケーションに絞って整理しています。
Google アカウントの作成
Google Appsを使用するときに必要になるのがGoogleアカウントです。Googleアカウントがそのまま個人のMailアドレス(Gmailのアドレス)になります。個人のメールアカウントは大学を出た後でも使えますし,長く利用するメールアカウントになります。また就職活動の際に使用したり,他の人とファイル共有をする際にも使いますので,あとで後悔しないアドレスにしましょう。
アカウントの作成:https://accounts.google.com/signup/v2/webcreateaccount?flowName=GlifWebSignIn&flowEntry=SignUp
wikipedia[Googleアカウント]:https://ja.wikipedia.org/wiki/Google_アカウント
ホームページ制作に関わるもの
Sitesでは専門的な知識を必要とせず,ホームページを作れます。これまで必要であったレンタルサーバーの費用や難しい設定も不要です。Sitesで作成したホームページのファイルはDriveに保存され,共有設定によって複数人同時編集も可能です。
Google Sites
公式ガイド:https://support.google.com/sites
Google Drive
オフィスアプリケーション
GoogleのオフィスアプリケーションはMicrosoftのオフィスライクな作りになっており,直感的に使い方がわかるようにできています。それでいてインストールが不要でフリーで使えるため,多くの個人ユーザーにとって十分なアプリケーションです。Google sitesと連携もできるため,リストや表データの公開,書類データの共有,アンケートなど,組み合わせ次第で効率的で便利な使い方が可能です。
Google Document
公式ガイド:https://support.google.com/docs/topic/9046002
Google Spreadsheet
公式ガイド:https://support.google.com/docs/topic/9054603
Google Slide
公式ガイド:https://support.google.com/docs/topic/9052835
Google Forms
問合せやアンケートなどが作れます。Formsで入力された情報はSpreadsheetに集約できます。
Google Sites でテーブルを追加したい
Google Sites ではテーブルデータはスプレッドシートを使って追加できます。しかし,ページに直接入力したいちょっとしたデータもあります。
そういった場合「Table Generator」が便利です。
Table Generator:https://www.tablesgenerator.com/html_tables
Table Generator の File からCSVもしくはPaste table data より直接表データをアップロードします。
そのあと Generate ボタンを押せば HTML言語に変換されるのでコピーします。
そしてGoogle Sites 上から「挿入 > 埋め込む > 埋め込みコード」へ貼り付けると表データをSites上に直接貼り付けられます。
その他
ここでは紹介しきれませんでしたが,ファイルの共有ではgmailを使いますし,スケジュールの共有にはCalendarが便利です。また動画をホームページで公開する際はYouTubeを使います。地図を載せる時はMapsが使用できます。多くのアプリケーションはWEB上で検索すれば解説が出てきます。その際はGooogle Appsは改変が多いため新しい記事を探す方が良いでしょう。
Mapsの機能の内,My Mapsの使い方については別ページで紹介しているので,こちらをご覧ください。
「My Maps」
参考WEBサイト
Google Helps:https://support.google.com
参考書籍
武田雅人,はじめてのGoogleアプリ徹底入門の教科書2020,2020.
コメント:2020年5月4日(期間未定)から,Amazonサイトにて,電子書籍版が500円で販売されています。1800ページ超えのボリュームのある書籍ですが,実際の画面を一つずつ解説しているので,どうしてもテキスト中心の公式ガイドでは不十分な場合におすすめです。